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”TATA-LOG” その四、「五代目になる」

2025年8月30日

私たち竹内産業は、明治37年創業、埼玉県吉川市で121年続く畳屋です。

私(五代目)は、小さいころから祖父(四代目)の仕事が畳屋ということは理解しておりましたが、その時は跡を継ぎたいという気持ちはありませんでした。

大学3年生になった頃に就職活動をしている中で、会社が100年続く確率は0.03%ということを聞きました。

生存させる難しさを知ったのと同時に、実家の畳屋がその時点で創業110年が経っていたことにとても衝撃的だったのを覚えています。

私はどの企業よりも実家の畳屋の方が魅力的に感じ、就職活動を辞め、実家の畳屋を継いでみたいとその時思うようになりました。

祖父も跡取りがいない状況を不安に思っていたようなので、喜んでくれたようです。

▲ 五代目(左)と四代目(右)

しかし、この業界は洋風化をたどっているのもあり、和室がかなり減っていて、危機的状況であるのも知っていました。

この先、跡を継いでも仕事はあるのかという不安もありました。

そんな中、私は畳の需要が減っているこの状況で、畳ひと筋だけでは将来は厳しくなっていくと思っていました。

そこで私は、畳だけではなく、襖や障子を含めた和室全体の施工を対応することができれば良いのではないかと考えました。

また、それら全てを自社施工することが出来れば、今後の会社の存続に良い方向に働くのではと感じ、仕事の幅を広げる決意をしました。

ですが、その当時の私には襖や障子の貼替え技術はありませんでした。

どうしようかと悩んでいた中、茨城県にて畳・襖・障子を自社施工されている、「関川畳商店さん」という畳店さんを四代目より紹介してもらえることになりました。

関川畳商店さんとは、その社長さんが訓練生時代に当店に在籍されていたというご縁がありました。

私は関川さんに襖・障子の貼替え技術を教えていただきたいとお願いし、大学を卒業したタイミングで修行に行かせていただくことになりました。

関川畳商店さんは社員さんが60名ほどで、畳・襖・障子だけでなく、網戸やリフォーム工事も対応されている大きな会社です。

私はそちらにお世話になり、施工技術だけでなく、営業方法やリフォーム業なども勉強させていただくことができ、私にとってはとても良い経験をさせていただけました。

▲ 茨城県にある関川畳商店さん

修行を終えて実家の畳屋に戻った私は、関川畳商店さんで教わった中で今の自社に不足していると感じた点をすべて取り入れました。

最初は4代目と考えが合わずに衝突したり、中々、襖・障子・リフォーム工事の依頼が無かったりと苦悩もありましたが、それから8年が経ち、多くの地域の皆様に畳以外の部分についても認知してもらえるようになり、今では施工のご依頼もたくさんいただけるようになりました。

今後和室の需要がますます減っていくことが予想されますが、畳をはじめとした和室を必要としてくださるお客様がいる限り、真摯に向き合って、これからも頑張っていきたいと思います。

今回の記事を読んで、少しでも畳やい草に興味を持っていただき、ご自宅の畳替えをご検討されたい方は、ぜひ一度当店までお気軽にお問い合わせください。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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創業 1904年 五代続く畳屋

有限会社 竹内産業
埼玉県吉川市吉川 1-14-3
フリーダイアル:0120-20-88-00
TEL:048-982-0231
FAX:048-982-0380

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